欧州旅行2006

2006年03月02日

一日目〜出発

narita準備に思いの外手間取って、3時間ぐらい寝て8時前に出撃。野田線で船橋に出て、京成で空港第2ビルへ。第二ビルは初めて、というか成田から乗るのもまだ二回目。

とりあえずチェックインをすませて、ドコモのカウンターで海外用の携帯を借りる。その後は特にすることもないので、Mジンと近代麻雀を買って、X線に通す。

飛行機は定刻通り出発。飛行機のなかではMジンなどを読んだり、備え付けのゲーム機でひたすらテトリスやら麻雀やらをやったり。外人の客室乗務員が日本語話せるのに俺にはひたすら英語で話し掛けてきたのはなぞだ。


heathrow expressロンドン・ヒースロー空港には定刻より30分ぐらい早く到着。着いたらとりあえず携帯が通じることを確認して入国審査。帰りのチケットを見せろっていうからブリュッセル行きの切符を見せたら、「パリに行くんですか?」とか聞いてきやがる。危うく引っ掛かるところだった。意地の悪い質問だなぁ。

入国審査後は荷物もすぐ出てきたし、税関はみんなスルーしてたから、俺もついでにスルー。空港からはヒースローエクスプレスという成田エクスプレス的な特急でパディントンへ。この特急、なかなか早い。160kmぐらい出てるんじゃね?

というわけで無事パディントン到着。改札らしきものを出て最初に目に入ったのは寿司。駅のコンコースで寿司が回っている…。寿司が流行ってるんだろう。

駅から少し歩いたところで無事ホテル発見。チェックインをすませるが、ネットが使えないorz
なんてこったい。


一日目〜ロンドン

English dinner夕方、こっちに留学している従弟に会って晩飯を食いにパブに連れていってもらう。とりあえず定番ということで、ギネスビールとフィッシュ&チップス、ソーセージ&マッシュを頼む。イギリスの料理はまずいと聞いていたけど、以外と美味かった。従弟曰く、これらはもっとも美味い部類に入る料理らしい。明日からは期待できないということか。


ビックベン夕食後は地下鉄で移動して、テムズ川のほとりを少し散策。ビックベンなどを見てきた。ちなみにロンドンではオイスターカードという調味料のようなカードがある。これはスイカのようにタッチアンドゴーで地下鉄やバスに乗れる。明日は一日乗車券で回るけど、今日と明後日は普通に乗るので、オイスターソースカードを買って、5ポンドチャージ。ちなみにオイスターソースを使うと、初乗り3ポンドのところ、半額の1.5ポンドになるというおまけ付き。日本でも見習ってほしいな。今日二回と明後日の一回で計4.5ポンド。チャージ金額に制限はないらしいので(何ポンド単位とか)、5ポンドチャージした。0.5ポンドぐらいはいいだろう。

とりあえず初日は満喫できた。今日は早く寝て明日の観光に備えよう。

ところで、パディントン駅前でふじっこカーを目撃したけど、まさか別人!?


二日目〜朝食がしょぼい

cafe neroというスタバっぽいところでホットスポットがあったので、ネットに接続。パソコンはなんて文章が打ちやすいのだろう。

タイトルの通り、ホテルの朝食がしょぼすぎた。パンとシリアルと飲み物だけ・・・。東横インよりひどいかも。

昨日は10時半ぐらいに寝たら3時半に目が覚めたorz
まあ徹夜明けみたいなものだから、5,6時間で目が覚めるのは妥当なところか。もちろん二度寝して6時半起床。8時過ぎに出かける。地下鉄の一日券を買って、とりあえずタワーブリッジとロンドン塔、王立証券取引所、イングランド銀行を見てきた。

タワーブリッジ
タワーブリッジ。結構でかかった。






王立証券取引所
王立証券取引所。かなりごつい建物だ。こんなところで取引できたらさぞやいい気分だろう。



その後は地下鉄でウォータールー駅まで移動して、明日のユーロスターの乗り場を確認し、テムズ川のほとりを少し歩く。今はビックベンの目の前にあるcafe neroでカプチーノを飲みながらネットサーフィン。ここは夕べも来たけど、夜見るのと昼見るのじゃ全然違う。あ、テムズ川は夜見た方がよかった。昼見ると川が汚すぎ。

また夕方ぐらいにどこかで更新するかも。

2006年03月03日

二日目〜二階建てバス

朝の記事を書いた後は、外務省やら首相官邸やらがある通りを通って、そのあとセントジェームズ公園の中を散策して、露店でホットドッグとサンドイッチを買ってベンチで食べる。隣に座っていた外人が、おもむろにいかにもスーパーで買ったようなパック寿司を取り出して食べ始める。その後地下鉄の駅で食べている人もいたし流行ってるのかな・・・。ホットドッグはソーセージをパンで挟んだだけの物だったけど、ソーセージが辛かったのでそれだけでも意外と美味かった。しかしサンドイッチは最悪だった。どうやったらサンドイッチをあんなに不味くできるのか謎だ。

昼食後は公園を抜けてバッキンガム宮殿を見て、地下鉄で移動して交通博物館へ。しかし改修中か何かで閉まっていて入れずorz
お土産屋は開いていたので、イギリスの鉄道雑誌を購入。


シャーロックホームズ博物館ついでにお土産に紅茶なんかを買って、地下鉄でベーカーストリートにあるシャーロックホームズ博物館へ。シャーロックホームズの名刺を何枚かくすねてくる。


二階建てバスその後は昨日から乗りたかった二階建てバスに乗車。ロンドンでは地下鉄の一日券でバスも乗れる。もちろん二階の一番前の席をゲット。くそでかいだけに二階からの眺めはかなりよかった。行き先を選ばずバスに乗ったら、またオックスフォード・サーカスに戻ってしまったorz

長くなったので続く。

二日目〜物価が高い

仕方ないのでこの辺をブラブラ。チャイナタウンに迷い込んだら、どっちかっていうとジャパンタウンみたいなところに入ってしまう。日本で売ってるような物ばかり売っていたので、爽健美茶(500ml)を買ったら2.2ポンド(1ポンド=約203円)も取られたorz

ブラブラしてたらいい時間になったので一回ホテルに戻って買った物を置いてくる。それからまた出かけて、明日の朝ウォータールー駅まで移動するのにどのくらいかかるか調べて、ウォータールー・イーストから一駅だけ普通の鉄道に乗ってテムズ川を鉄道で渡る。


夕食駅前からさらに歩いて適当なレストランっぽいところに入って夕食を取る。サラダバーも付けたら食べ過ぎて苦しくなった。というかこっちの料理はフライ物とかばっかりだから、すぐおなかがふくれる。それにしても普通に食べただけで18ポンド(約3600円)もかかるとは・・・なんて物価の高い国なんだ。明日にはもっと物価の安い国に行けるからよかった。

今もcafe neroでネットサーフィン中。明日も早いし、そろそろ帰って寝ようかな。あ、今までの写真は明日にでもアップします。ついでに記事も若干書き直すかも。明日のホテルが事前情報通りワイヤレスLANがあればだけど・・・。

三日目〜イギリス出国

いよいよイギリスを離れる。ホテルをチェックアウトしてオイスターソースを使って地下鉄でウォータールーへ。ウォータールー駅からユーロスターでブリュッセルへ渡る。噂には聞いていたが、本当に駅で保安検査や出国審査があった。審査といってもパスポートを見せたら素通りさせてくれた。日本人はEU内はフリーパスということだろう。

それにしても早く着きすぎて暇だ。朝食は車内で出るから事前にとっても仕方ないので何もすることがない。フランス語の勉強でもするかな。あ〜腹減った。なんか軽いものでも食べようかな。


三日目〜ユーロスター

eurostarウォータールー駅からユーロスターに乗車。数千円余分に奮発してファーストクラス。日本のグリーン車みたいな物か。けど前後のシートピッチはグリーン車の方が広いな。

2d4bdec6.JPGファーストクラスだと車内食のサービスがあるが、当然Traditional English Breakfast。どれだけ伝統的であろうと、所詮はイギリス料理なので決して美味い物ではない。

ヨーロッパの列車は日本と違って座席が固定されていて向きを変えることができないが、運良く前向きの座席だった。ユーロスターはTGVと同じシステムだが、イギリス仕様でサードレール方式にも対応している。というかこの列車、サードレール方式で明らかに100km/h以上出してたんですが。隣走っている列車なんて、集電部分でスパークしてたし。大丈夫なんだろうか。集電方式はイギリス内で架線方式に切り替わったようで、変圧器か何かが唸りだしたので気になって上を見てみたら架線があった。

ユーロトンネルは普通に通過しただけだった。普通のトンネルと大して違わない。長さぐらいか。フランス国内にはいると、スピードアップしてほとんど300km/hで走っていたのではなかろうか。なぜか日本の500系よりも早い気がする。ほんとに制限速度守ってるのかな。

ウォータールーを定刻より2分早く出て、終点のブリュッセル・ミディ(南駅)にもほとんど定刻通り到着。割と意外だった。ちなみにフランスとベルギーの国境はいつ通過したのかわからんかった(爆)。寝てたのはフランスに入ってすぐだから、寝てて気づかなかったわけではないのだが・・・。

南駅からはローカル列車で隣の中央駅へ。ホテルの場所がわからず右往左往するも、何とか発見して無事チェックイン。チェックインは15時からだったけど、12時半過ぎでも入れてくれた。これで手ぶらで市内を観光できるというもの。肩がこりつつあるので、荷物は持ちたくない。

2006年03月04日

三日目〜迷子

syobenホテルに荷物を置いて、市内観光に出かける。とりあえず証券取引所や王立銀行、小便小僧などのメジャー処を見てうろうろしていると道に迷うorz

wafle
訳がわからなくなって適当にうろうろしてたら、国鉄の隣の駅まで行ってしまったらしい。ユーレイルパスは持っていたので、電車で中央駅まで帰る(もちろん一等車で)。気を取り直してベルギーワッフルを食べる。ブリュッセルでは至る所でワッフルを売っていたけど、焼きたてでめっちゃ美味かった。日本で食べるのとは違いますね。

街中を適当にブラブラしていたら、いきなり日本人から道を尋ねられてビビッた。ブリュッセルに来て日本人を全然見なくなったと思っていたのに、この野郎。ガイドブックも持たずに来るんじゃねぇ。

三日目〜夕食

belgi_beer夕食はホテルの近くにある適当なレストランに入る。メニューがフランス語でよくわからなかったけど、店員が英語が話せたので、おすすめのビールなどを聞く。ベルギーはビール王国ともいわれ、ビールの種類はかなり豊富で、メニューに並んでいるとどれを頼んでいいかわからない。なので店員の勧めてくれたものを素直に頼む。


moule料理は何にしようかと迷ったけど、地球の歩き方によるとムール貝は是非食べておきたいとのことなので、mouleという単語の入ったメニューを注文すると、→が出てきた。半分ぐらい食べたところでいやになったorz というか、もう写真も見たくない。


dame noirせっかくお菓子王国のベルギーに来たので、デザートも注文。dame noir(黒いダム?)というのを注文。←こんな感じです。結構美味しかったけど、全部食べたら寒くなった。これからは気をつけないと。

2006年03月05日

四日目〜ICE

ICE今日は5時に起きて、ブリュッセル・ミディ駅を6時25分発のICEに乗車。先頭車のVIP席といういわゆるマニア席をゲット。300km/hの前面展望は最高です。今回乗ったICE3という最新式のタイプで、これは機関車方式の多いヨーロッパでは珍しく、日本の新幹線と同じ分散動力方式。なので運転席のすぐ後ろまで座席を配置することができて、このようなマニア席があるというわけ。乗り心地は結構静かで、快適だった。先頭車の一番前でこの程度ということは、新幹線よりも大分静かなのだろう。ICEの先頭車で新幹線の中間車ぐらいの騒音レベルか。


VIPシートこちらのマニア席の写真を見てもらえればわかると思うけど、客室と運転室の間にはガラスが一枚あるだけ。ちなみにこのガラスは、運転席で操作すれば曇るようになっている。日本でもJR九州の白いかもめで同じ方式が採用されている。外観も非常に似ているので、要するにICEからぱくったものなのだろう。

ちなみにヨーロッパの鉄道では、日本のように新幹線と在来線の明確な区分がない。高速列車も都市近郊部では在来線を走ったりする。もちろん速度は抑制されるが。これは日本のように新幹線と在来線の軌間が違うということがないために可能になっている。日本もこういう方式がとれていれば、新幹線建設のハードルもそれほど高くならなかっただろうに・・・。

今日はこの列車でドイツのフランクフルトに行ったけど、相変わらず国境はどこかわからない罠。当然パスポートチェックも無し。結構適当だな。ロンドン、ブリュッセルでは雪もたまにちらつく程度だったけど、ドイツに入ってからは結構つもっている。気温はそれほど変わらないけど、雪が降りやすい気候なのだろう。

四日目〜フランクフルト経由ベルリンへ

ECB今日はベルリンまで行く予定だけど、やや遠回りになるフランクフルトを経由。どうしても行ってみたい場所があったから。それは、Europian Central Bank(ECB=欧州中央銀行)。銀行の前にはユーロのオブジェがそびえ立っている。こいつはなかなか。ビル自体も立派だ。ところで日銀てどんな建物だったっけ?

地球の歩き方を見ながらトラムの乗車券を買って、少しブラブラしてみる。ブリュッセルはフランス語圏だったので、簡単な単語ぐらいはわかったから、比較的何とかなったけど、ドイツ語圏に入ると何がなにやら・・・。あんな不可を取ったりしていたフランス語でもやってないよりは大分マシなんだなぁ。


ドネルケバブフランクフルト駅に戻ってしばらく時間が余ったので昼食。どうもこのあたりにはフランクフルトは売ってないらしいので、がっかりしながらも、駅構内でドネルケバブを発見。とりあえず食べたくなったので買ってみる。結構ボリュームがあって、しかも美味しかった。また食べたくなる味だ。今度来たらまた食べよう。

フランクフルトからはICEでベルリンへ。今度はICE1という最も古いタイプで、TGVなどと同じ動力集中型だった。さすがに古いせいか、今朝乗ったのより揺れるしうるさい気がする。がらがらのファーストクラスだったけど、ベルリンまで4時間は疲れた。途中何度も意識が飛んだし。パソコン用コンセントは各座席に付いていたけど、さすがに無線LANのサービスとかはやってないらしい。TXを見習え。


ホテルベルリンに着いたらとりあえずホテルへ。2泊で126ユーロのホテルなのに、なんかすごい豪華なんですが・・・。入り口のドアが二重だったり、色々と・・・。本当に126ユーロなんだろうな。ちょっと心配。

夕食は屋台みたいな店が並んでいるところで食べ歩き。とりあえずソーセージとハンバーグっぽいものを食べて、怪しいフルーツジュースを飲んだり。ザクロ100%みたいな味がするけど、なんだろう・・・。帰りにスーパーによって、デザートとか水とか爪切りとかを購入。日本出る前に爪切ってくるの忘れたから。デザートは、なぜか無性に食べたくなったので、ラズベリーヨーグルト。もちろんホテルに帰ってからスプーンがない!なんてことにならないように、携帯用スプーンを購入。抜かりはない。それにしてもスーパーの中、やたら日本人が多かった。なんなんだ一体。

2006年03月06日

五日目〜降ったり止んだり降ったり止んだり・・・

今日はベルリン市内の観光。昨日まで早起き早起きで疲れていたので朝を少しゆっくりして、7時半頃起きてホテルで朝食を取る。ソーセージ系がすごく美味かったです。


ブランデンブルク門9時半頃にホテルを出て、ポツダム広場のあたりをうろうろして、ソニーセンターを見たり、ブランデンブルク門の方に行ってドイツ連邦議会議事堂や首相府を見て、6月17日通りをずっと歩く。長すぎて疲れたorz


戦勝記念塔

しばらく歩いていくと、戦勝記念塔があったので登ってみる。なんと上まで歩いて登れたけど、上に付く頃には膝が笑ってた。朝から疲れまくり。




二階建て近くの駅にたどり着くとちょうどいい時間になっていたので、次の目的地まで電車で移動して昼食を取る。ちなみにユーレイルパスを持っているおかげで、近郊電車だけでなく中長距離電車にも乗れるので、全車二階建ての列車の2階席(ファーストクラス)に乗車。ほんの二駅だけど・・・。


カレーソーセージ昼食は駅にあった店で、ベルリン名物カレーソーセージ。カレー風に味付けされたウインナーにケチャップをたっぷりかけて食べる。これがなかなか合う。ベルリンに来たら是非一度食べたいところだ。


トラム食後はアレキサンダー何とか駅の近くにあるテレビ塔に登る。確か高さ203mとかでベルリン市内を一望できた。テレビ塔から降りた後はトラムで少し移動して、ベルリン大聖堂や旧ナショナルギャラリーなどを眺めてくる。


ザッハトルテそこまで行ったところで、少し疲れたので一旦帰ることにして電車でzoo駅まで戻る。ちょうど3時過ぎだったのでコーヒーとおやつでもと思ったら、ザッハトルテが目に入ったので、ついつい食べてしまう。明後日にはウィーンに行くのに、困ったものだ。それにしても、その辺の店で普通に売っているのはさすがというところか。

それにしても、今日は突然雪が降ってきたかと思ったら、昼過ぎには快晴で、夕方には吹雪いたりと忙しい日だ。

五日目〜夕食

ホテルで少し休憩して、夕食を食べに出かける。夕食はきちんとしたドイツ料理が食べたかったので、地球の歩き方に乗っていた店に行く。これもアレキサンダー駅で降りてトラムで移動。店はZum Nubbaumという店で赤の市庁舎のすぐ近く。メニューは当然ドイツ語で何を書いているかわからないが、とりあえずビールを頼んで、店のおっちゃんにおすすめ料理を聞く。いくつか料理を挙げてくれたけど、その中にベルリンの郷土料理と名高いEisbeinがあったのでこれを頼む。


ビールアイスバイン






ビールとアイスバイン



写真を見てもらえればわかるかもしれないが、骨付きの豚足を煮込んだもので、他にもジャガイモや野菜も付いていて、これだけで結構なボリュームだ。全部食べ終わったときには、結構苦しくなっていた。この店は店自体が狭いので、他の客と相席になりやすいけど、相席になった人と話をしたり、結構楽しかった。外国客が結構多いらしい。店のおっちゃんも微妙に日本語が喋れてちょっとびっくり。帰り際には日本語で「どうもありがとう」と言われたり。いい感じの店だった。またベルリンに来たときにはまた寄りたいな。

帰りもSバーンと呼ばれる近郊電車を見送って、2階建ての列車でzoo駅まで帰る。雪が降っていたので、歩いて数分のホテルまで地下鉄を使う。


2006年03月07日

六日目〜移動日

今日は主に移動日。朝食後チェックアウトしてzoo駅へ移動。少し早く着いたので、日本で予約してなかった13日に乗るTGVの指定券を購入。TGVは全車指定なので忘れないうちに買っておかないと。


ICE-TBerline zoo駅9時45分発のICEでハンブルクへ移動。今日はドルトムント発の夜行列車に乗るだけだけど、ICE-Tという振子式の列車に乗りたいのでわざわざハンブルクへ。日本では最近になってやっと新幹線への車体傾斜装置の導入が行なわれはじめたけど、ドイツでは以前から導入されている。制御方式が違うので単純には比較できないけど、日本の制御付自然振子よりもスムーズで、乗り心地はいいと思う。多分強制振子なんだろう。


カレーソーセージ2ハンブルクでは特に見たいところもないので、適当に町中をぶらぶらしたり、家電量販店に入ってみたり。昼食は駅周辺の屋台を食べ歩く。主にソーセージ系を。そのあと次の列車まで時間があったので、ファーストクラスのチケットを持ってる者だけが入れるというDBラウンジ(ドラゴンボールではない)に入って、カプチーノを飲んでくつろぐ。


ICE1ハンブルクからはまたICEでドルトムントへ移動。ところでICE1の機関車のインバータはシーメンス製で京急2100系や常磐線のE501系みたいな音がすることが発覚。さすがシーメンス王国。


六日目〜夜行列車

ドイツのICEは日本のように新幹線と在来線を明確に分けていないので、200km/h以上の高速で走っているかと思いきや、いきなり単線のローカル線に入ったりする。おまけに列車の交換待ちで運転停車したり。鉄道趣味としてはなかなか興味深い。

ドルトムントでも特にやることはない上、地球の歩き方にもガイドはほとんど 全く載っていないので適当に町中をぶらぶらして時間をつぶす。こういうのも結構楽しい。


CNL軽く夕食をとってからウィーン行きの。CNL(City Night Line)に乗り込む。こっちにきて初夜行。部屋はシャワー付きのデラックス寝台で、二階建の二階。ウェルカムサービスでワインをもらって、列車からの夜景を見ながらワインを飲む。この列車は夜中に国境を越えるので、パスポートと列車のチケットを車掌に渡す。明日の朝7時に起こしにきてくれて、その時に返してくれるらしい。その後朝食も持ってきてくれるとか。朝食も寝台料金に含まれている。

それにしてもこの列車、寝台列車のくせに飛ばしすぎじゃね?もしかして160km/hぐらい出てる?


2006年03月08日

七日目〜ウィーン到着

CNLも何事もなく一夜明ける。まあどこぞの国じゃありまいし、睡眠ガス強盗なんて起きないだろうが。

朝食を部屋で取って、車掌からパスポートと列車のチケットを受け取ってウィーン到着。とりあえず荷物を置きたいので、トラムでモリス婆ちゃんのアパートへ。以前うちの研究室に留学してきていたフランス人のモリスの計らいで、今回ウィーンとパリではお婆ちゃんの持っているアパートを使わせてもらえることになっている。無事アパートにも辿り着き、部屋を貸してもらう。

アパートに荷物を置いてウィーン南駅へ。ここから出ている列車に乗ってセメリンク峠を越える。このセメリンク鉄道は、鉄道として初めて世界遺産に登録されたもので、一度は乗ってみたい。というわけで乗車。


ホワイトチキンのなんとか本当はセメリンク鉄道のローカル列車で行くのがいいのだろうけど、時間の都合でオーストリア国鉄の急行で往復。昼食は行きの食堂車でとる。なんとかっていう、ホワイトチキンをなんかで煮たものとマカロニ。味はなかなか。しかし箸がないとマカロニの食べづらいこと…。


セメリンクセメリンク鉄道は鉄橋などの建築物といい、景観といい一見の価値はあった。こういう景色は雪に埋まった冬の方がいい気がする。


七日目〜ザッハトルテ

ザッハトルテウィーンに戻ってからは市内を散策。オペラ座の前でホテルザッハを発見。カフェを覗いてみたら空いていたので、入ってみる。もちろんザッハトルテとメランジェというウィーン名物のコーヒーを注文。ザッハトルテには写真のように生クリームが付いている。ケーキに生クリームというと甘すぎて嫌になりそうだが、この生クリーム、シュガーレスなのか全然甘くない。それでいてクリームとしての味は濃く、絶妙のバランスだ。これをトルテと一緒に食べると程よく合う。やはりこういうのは現地で食べないと。

ちなみにメランジェというのは、ウインナーコーヒーみたいなもので、上に生クリームがどかっと乗っている。なので、ザッハトルテにはエスプレッソとかの方がよく合ったかもしれない。まあ、旨いことには変わりない。

ホテルザッハの土産屋っぽいところで、研究室と実家用にザッハトルテを購入。荷物になるだけだし、キング用に買ったウエハース共々明日にでも日本に郵送しよう。


シュニッツェルいったん荷物をアパートに置いて、夕食を食べに出る。地球の歩き方に乗っていた店でシュニッツェルを食べる。シュニッツェルは写真のように、皿からはみ出さんばかりの、というかはみ出しまくってる程の大きさの、薄い豚カツがでーんと出される。これに添付されているレモンだけをかけて食べる、とてもシンプルなものだ。肉はやわらかく、熱々で食べると特に旨い。しかしこれはしっかりと腹を空かせていかないと苦しくなる。変な時間にザッハトルテとか食べた腹では、かなりきつかった。

ドイツ語圏に入って四日も経つとさすがに慣れてくる。お勘定お願いしますぐらいはドイツ語で言えるようになった。しかし明後日はイタリア。また新しい言語に順応しないといけないな。フランス語なら曲がりなりにも習ったことがあるので、ブリュッセルに入ってもすぐ馴染んだんだけどなぁ。


2006年03月09日

八日目〜ウィーン観光

今日は昨日の続きでウィーン観光。あさとりあえず荷物にしかならないザッハトルテその他を郵便局から日本に郵送。箱も買ったとはいえ、64ユーロは高すぎじゃね?手紙なら1、2ユーロぐらいって地球の歩き方に書いてたから、せいぜい十数ユーロぐらいと思っていたのに。さてはウエハースが余計だったな。あとでキングに費用を一部請求したほうがいいかも。


国会議事堂
今日は証券取引所、市庁舎、国会議事堂などを見て、屋台でピザを買って食べる。くそでかいピザが二切れ(1/4カット)で2.5ユーロ、これはお買い得だ。


午後はもう特に見るものもないので、トラムで適当に市内を回って、市内を広く見て回る。そのあと、荷物を取りにアパートに帰る。


八日目〜全ての道はローマへ通ず

アパートで荷物をまとめてから、モリスのばあちゃんとティータイム。色々話をする。モリスが俺のことをどう話していたかがよくわかった。

ティータイムのあとは、別れの挨拶をすませて、電車でウィーン南駅へ。今日はここから出ているローマ行きのユーロナイトに乗る。

南駅には早目についたので、食料、水を買い込んで、列車に乗り込む。部屋はすごく狭くて、荷物を置いたら足元がいっぱいになる。

明日も朝が早いので、早めに寝よう。


2006年03月10日

九日目〜ローマ到着

朝目覚めてみたら、夜行列車がありえない速度で爆走していた。おそらく300km/h走行用に設計された高速新線を走っているのだろう。まあ、それでもおんぼろの客車がこんな速度を出すのは間違っている気もするが。

途中駅も何もないところで何度も止まったりして、さすがイタリア国鉄とか思ったりしたけど、なぜかローマ・テルミニ駅にはほぼ定刻で到着。いったいどんなトリックを使った?まさか、途中ぶっとばし過ぎたから、時間調整で何度も停車していた!?なぞだ。

ちなみに朝食は、パン一個と果汁2、30%程度のオレンジジュースとコーヒーのみ。しょぼいにも程がある。

まだ朝だったので、とりあえずテルミニ駅の荷物預かり所に荷物を預けて、市内観光に出掛けることに。


九日目〜ローマの休日

ピザっぽいものローマに着いて荷物を預けて、とりあえず基本の市内交通一日乗車券を購入。バスでバチカンへ。サン・ピエトロ広場の辺りをうろつく。博物館に入ろうかと思ったけど、ありえないくらい行列ができていたのであっさり断念。近くの屋台でピザっぽいものを購入して食べる。


ジェラートその後は地下鉄でテルミニ駅へ戻り、市内観光バスで市内を一周。案内放送に日本語があってラッキー。しかしこの時期オープンバスは寒かった。テルミニ駅に戻ってから、荷物を回収して一旦ホテルにチェックイン。

今度は自分の足で市内を回る。トレヴィの泉を見てコインを投げずにジェラートを買う。うん、うまい。コイン投げたって、どうせ市の職員に回収されるだけだし、腹に入れたほうがマシ。その後はコロッセオを見たり、真実の口に手を入れようと思うも5時直前に並んだら、5時きっかりに門を閉められて入れなかったり。地球の歩き方に5時までに並ぶようにって書いてたのに、5時までに門の中に入れないとダメらしい。なんてこったい。…別にホッとしてたりはしない。念のため。


チーズ風味パスタ
その後はテルミニ駅近くのレストランで夕食にパスタを食べる。取り敢えず今日はチーズ系で攻めてみた。明日は何食べようかな。


それはそうと、ローマってもっと恐い町かと思っていたけど、ウィーンとかに比べたら柄の悪い人は多いけど、一人で歩いてもどうということはない。モスクワは本当に恐かった。これがヨーロッパとエセヨーロッパの違いか。


十日目〜寝坊

いきなり寝坊をかましてしまった。目覚ましちゃんとかけといたのになぁ。携帯のスヌーズ機能だから、携帯を開いて解除しないと止まらないと思うが。なぜ?
おかげで7時半の列車に乗るつもりが起きたら8時半。おかげで指定が取れたのは10時半の列車。3時間も無駄にしてしまった。まあ今日の移動はミラノまでの一本だけってのが幸いしたけど。

あ〜、列車が来るまで暇だ。


2006年03月11日

十日目〜ミラノ

ユーロスター・イタリアローマ・テルミニ駅10時半発のユーロスター・イタリア(ES)に乗って一路ミラノへ。イタリアの鉄道はすぐ遅れることで有名だが、昨日のユーロナイトといい、今日のESといいなぜかほぼ定刻通りに運転された。いや、いいことなんだけど、逆に気になるなぁ。それにしても、列車が到着する直前まで発車番線が明らかにされないって、どういうこと?おかげでホーム入り口が人でごった返していますよ。テロ対策なんだろうか。まあ、米国、スペイン、英国ときたら、次はイタリアか日本かというのが妥当なところだからなぁ。


ラザーニャボロネーゼ予定が狂ったおかげで、昼時を列車の中で迎えることになったので、駅間距離の長いボローニャ〜ミラノ間で食堂車へ。今日の昼食はラザーニャ・ボロネーゼ。ラザーニャとは、板状のパスタの生地を重ねて、その間に肉や野菜を挟んで焼いた物で、今回はボロネーゼ風味。これがなかなか美味かった。イタリアに来たら是非また食べたい。


ピザミラノにほぼ定刻の15時について、一旦ホテルにチェックイン。すでにいい時間であまり観光する時間もないので、とりあえず王宮とかドゥオーモのあたりをうろついてみる。ドゥオーモは改修中でよく見えず残念。仕方ないので夕食。今日こそはということでピザ。これがなかなかのボリュームで、一人で食べるのは結構しんどかった。しかし味はなかなか。日本では味わえないチーズのまろやかさと、コシがありかつ香ばしい生地、そしてちょっとピリ辛風味のソースが見事にマッチングしている。やはり本場のピザは違うな。ひとつ残念なのは、生ハムメロンが食べられなかったこと。どの店をのぞいてみても見あたらない。時期が違うのか、探す店が悪かったのか。一度食べたかったな。

2006年03月12日

十一日目〜スイスへ

チザルピーノ今日は寝坊することもなく、ミラノ中央駅を7時10分発のチザルピーノという列車でスイスへ突入。このチザルピーノという列車は、イタリア国鉄のペンドリーノという列車と同じ機材が使われていて、その名の通り振子式の列車である。

イタリア―スイス国境を越えると、入国審査官が乗り込んできてパスポートチェックを受ける。とはいっても、いつもどおりパスポート見せただけで終わり。

チザルピーノでの朝食
ホテルでは朝食を食べる時間がなかったので、駅間の長いところで食堂車で朝食。カプチーノが美味かった。


チューリッヒには定刻どおり到着。さすが世界一正確と言われるスイス国鉄。ちなみにこのチューリッヒ中央駅には、スイス国鉄の列車のほか、今日乗ってきたイタリアのチザルピーノや、ドイツのICE、フランスのTGVなど各国の列車が乗り入れていて、鉄道趣味的にかなりおもしろい。


十一日目〜ジュネーブ到着

チューリッヒ湖チューリッヒでは、取り敢えずコインロッカーに荷物を預けて市内散策。国立博物館を見学したり、チューリッヒ湖を見に行ったり。



ICNチューリッヒからはICNというスイス国鉄の振子列車でジュネーブへ。確かに曲線では早いが所詮IC(Inter City=急行列車のようなもの)なのでやたら駅に止まる。ジュネーブにはほぼ定刻で到着。駅で無事モリスとも会うことができた。

チーズフォンデュ
夕食はモリスの案内でチーズフォンデュを食べに行く。やはり本場の味は違う。しかもこれがなかなか白ワインに合う。


チーズフォンデュの後は、ビアホールみたいなところへ移ってビール。しかも途中でカーニバル?かなんかの集団が乱入してきたり。結構楽しかった。

飲んだ後はモリスのアパートにお邪魔して、日本から持っていった日本酒を飲む。


2006年03月13日

十二日目〜ジュネーブ&ローザン

謎のスイス料理昼過ぎまではモリスの案内でジュネーブ観光。美術歴史博物館やMaison Travelを見て昼食。今日は昼飯食いながらジュネーブ産の赤ワインを楽しむ。料理は写真の通り、ソーセージとジャガイモとたまねぎ。味付けはほどよく、ワインともなかなか合うのだが、タマネギがちょっと辛すぎです。


ジュネーブとレマン湖昼食の後はサン・ピエール大聖堂に上って市内を一望。ジュネーブ市内を一望でき、レマン湖などもよく見えていい感じ。その後トラムで鉄道駅へ移動して、列車でローザンヌに向かう。ローザンヌではモリスの友達と合流して、市内のパブでフランス対イングランドのラグビーを見ながら盛り上がる。うーん、今だにラグビーとアメフトの違いがわからん。

試合が終わった後はその友達の家に行って、飲み直し。彼は日本のリニアに興味があるらしく、色々話をする。

夜になったのでおいとまして、モリスと駅前のレストランで夕食を取って、ジュネーブに帰還。

明日はパリ。いよいよ旅も終わりが近づいている。帰りたいような帰りたくないような。白い米が恋しいけど、日本で待っている現実には戻りたくないなぁ。


2006年03月14日

十三日目〜パリへ

朝食を取ってから駅まで行って、これから仕事というモリスと別れる。Have a nice tripと言ってくれたのでHave a nice workと返したら相当へこんでいた。

TGVジュネーブからはフランスから乗り入れているTGVで一路パリへ。TGVは途中までは在来線を走っていたためか、やたら遅かったけど、途中からはぶっ飛ばしまくり。TGVの乗り心地は最悪と聞いたことがあるけど、別に悪くはないと思う。というより静かで結構いい気がするけど。

ダイヤは正確で、ほぼ定刻どおりにパリ・リヨン駅に到着。無事モリスパパとも会えて、今日明日寝泊りするアパートまで案内してもらう。


十三日目〜ルーブル美術館など

ルーブル美術館アパートに荷物を置いてから、再度出掛ける。もう3時前だったので今日見るところは一ヶ所ぐらいかと思って、パリにきたら一度は行ってみたいルーブル美術館に行ってみる。中庭では軍服を着た人達がサブマシンガン片手に哨戒していた。テロ警戒?少なくともスリ対策に軍隊もサブマシンガンも必要ないよな。


ミロのビーナスで、気を取り直して中へ入る。中は広すぎて全部きちんと見ようとしたら一日かかりそう。日本語のオーディオガイドを借りるも、説明が長すぎて途中で眠くなる。取り敢えず見てわかったのは、ミロのビーナスとモナリザ。リアルに見てきました。それほど感動することもないけど。


ラム肉のステーキ夕食は地球の歩き方に載っている安めのレストランでフレンチ。メインディッシュはラム肉のステーキ(ミディアム)。やわらかくて味もよく、ワインによく合った。デザートにカップに入ったクリームがどうのこうのというのを頼んだら(メニューはフランス語)、カップにたっぷりと盛られた生クリームが出てきた。一瞬見ただけで胸焼けが起こりそうになったけど、こっちの生クリームは甘くないので、肉料理のあとには意外とあっさりしてよかった。食後のコーヒーにもよく合いました。


オーダーこのレストランでおもしろかったのは、ウェイターが注文を取りに来たとき、伝票じゃなくテーブルに敷いてある紙(テーブルクロスみたいなもの?)にオーダーを書き取っていく。なかなかユニークな店だった。


2006年03月15日

十四日目〜パリ市内散策

エッフェル塔今日は朝一でエッフェル塔へ。取り敢えず上まで上る。当然エレベータで上ったけど、地球の歩き方によると、歩いてでも登れるらしい。そのための階段もあった。全力でお断わりしたいが。天気もよく、展望台からはパリ市内がよく見えた。それよりもこのエッフェル塔、写真とかで見ると結構きれいに見えるけど、実際には茶色っぽくて、どこか薄汚い。空気が悪いせいかな。


凱旋門次に凱旋門。またてっぺんまで登る。今度は階段で結構疲れた。ヨーロッパって、たまに高い建物(塔みたいなもの)に登るのに階段しかないところがあるな。いい運動になります。凱旋門の屋上からはエッフェル塔がよく見えました。


アリゴそこまで見たところで昼食。地球の歩き方に載っているレストランで、オーヴェルニュの名物料理であるアリゴというものを食べる。これはマッシュドポテトにチーズ、バター、ニンニクを混ぜ合わせたもので、鍋のまま持ってきてくれて、目の前でアリゴがいかに伸びるかを見せ付けてくれる。料理にはソーセージも付いていて、分量的にも程よい。ワインも美味しかった。こっちのワインには酸化防止剤が入っていないため、匂いも味もいい。やっぱワインはブドウ100%じゃないと。食後にコーヒーを飲んで満足満足。


十四日目〜最後の晩餐

最高裁

午後はパリ警視庁や最高裁を見たり、お土産を買ったり。本場フランスのワインを購入。やっぱフランスに来たら一本買わないと。


本旅行の最後の晩餐は、アパートの近くのレストランで、前菜、デザートを付けて少しぜいたく。

前菜まずは前菜。サーモンマリネと何とかのサラダ。何とかの部分は、フランス語を解読できませんでしたorz 最初目の前に出されたときには、サラダ部分だけがどーんと皿に盛られていて、横にサーモンのマリネ漬けがぎっしり詰められた小瓶が置かれ、好きなだけ皿に盛って食べていいらしい。そしてこのサーモンマリネがまた味が濃く、いい感じだ。日本じゃなかなか食べられない味だ。


メインディッシュ

次にメインディッシュ。見た感じも味も肉じゃがに近い。ようするに、肉とかジャガイモとかその他の野菜とかを煮込んだ料理。昨日食べた料理のように、いかにもフランス料理という感じではないが、肉じゃがに近いだけに、日本人の口には合いやすいかも。味は意外と美味い。


デザート最後にデザート。いい加減フランス語のメニューを解読するのがめんどくさくなってきたので、適当にショコラとかいう単語が入っているものを選ぶ。そして出てきたのがこれ。なにやらスティック状のお菓子に、瓶に詰められたチョコレートらしきものを付けて食べるらしい。このスティック菓子は謎だったが、チョコレートはそれ単独でも美味かった。なぜ瓶に詰まっているのかは謎。

いよいよ明日の飛行機で帰国予定。長かった旅も明日で終わり月が新月から満月になるだけの時間だったけど、実際に旅行しているとあっという間にすぎてしまった。現実逃避も明日で終わり。少し寂しいけど、日本に帰ったらやるけとがたくさんある。気分もリフレッシュできたし、帰ったら頑張ろう。


2006年03月16日

十五日目〜最終日

パリ・リヨン駅今日はもう特に見たいものもないので、市内をぶらぶら。リヨン駅に行ってTGVを見たり、そのままセーヌ川の畔を散歩したり。リヨン駅には新しいタイプの全車二階建てのTGVも見られた。まあJR東日本のMAXみたいなものか。


約束の時間になって、モリスの親父さんが来て、鍵を返して空港行きの列車が出てる駅まで送ってもらう。さらにお土産にワインを一本もらう。なんとボジョレー・ヌーヴォー。やはりこれも本場フランスのものと輸入物だと全然味とかが違うのだろう。今から飲むのが楽しみだ。

パリ北駅から空港まで30分とかからず到着。チェックインを済ませて出国手続き、保安検査。しかしこの空港、出国したらほんと何もないな。成田のほうがよほどマシだ。それよりもこの空港って、出国するときにパスポートに出国スタンプ押してくれないのね。ちゃんと成田で入国させてくれるのか?まあ、日本の入国審査もフランスほどじゃないけど、結構適当だからなぁ。そんな細かいところまで見ないだろう。結局今回貯まったスタンプは、日本の出入国のとイギリス入国時の3つだけか。ヨーロッパってホントにスタンプ集まらないな。

何はともあれ飛行機に乗ったらいよいよ日本。あ〜ご飯食いたい。


十六日目〜帰国

パリ・シャルルドゴール空港から成田まで約11時間半。定刻より30分ぐらい早い13時半過ぎに到着。空港からは京成と野田線を乗り継いで帰還。なんとか雨が降る前に帰り着くことが出来た。これも日頃の行いがいいからであろう。

晩飯はお茶漬け。ご飯がこんなに美味しいなんて。飛行機の中でほとんど寝れなかったせいか、酷く眠い。こういうときは早く寝よう。